2008年07月11日

ミレイ展in北九州

いつかイギリスにある所蔵の美術館に観に行こうと思っていました
ジョンエヴァレットミレイの
「オフィーリア」
まさかの来福!!!!!

十日ぶりの休みを利用し北九州美術館へ。

バス停から坂道を10分、リアルにヘビや得体の知れない黒ずんだクリーチャー(虫)が出現する百万都市にあるまじきネイチャーな立地に愕然としつつ到着。

感想です


素描から油絵による大作、幼年期より晩年の作品まで網羅された稀に見る素晴らしい展覧会でした。


やはりオフィーリアを全面に押し出していて、まあ自分も最初はそれ目的だったんだけど、画風の変遷や思想までもなんとなく見てとれて実に勉強になりました。


アートな表現よりもむしろ微細な描写に感動。


人物描写にレンブラントとかベラスケスの影響とあったが、後期になるに従って陰影の階調が落としてあったので、光の魔術師と呼ばれるレンくんやベラっちの表現をただ取り入れるなどした影響ではないんでしょう。差別化かしら?



オフィーリアはやはり強烈で、ある評論家が鑑賞中に呼吸が出来なくなったというのも頷けます。
シェイクスピアの戯曲のシーンを描写したものだそう。
小学生の読者感想画でこんなのを描けたら担任の息の根は止まるかな…

モナリザを観て腰が抜けるというのも聞いたことがあるので
やはり絵の力はすごいのです。
僕はとりあえず観たら若干血行がよくなるくらいの絵描きを目指します。

この展覧会、北九州の他は東京だけらしいのです。
僥倖です。棚ぼたです。
福岡近辺在住の方、この際は必見と申し上げておきましょう(^O^)/


Posted by Ryoo at 07:49│Comments(0)
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